立神粧子(ヴォーカル・コーチ)
東京藝術大学卒業後、国際ロータリー財団奨学生として渡米。シカゴ大学大学院にて芸術学修士号、南カリフォルニア大学大学院にて「ピアノ共演・室内楽」の音楽博士号を取得。首席修了、同時に最優秀音楽家賞受賞。
シカゴにてコンチェルト・コンペティション優勝。モーツァルト、ベートーヴェンのコンチェルトを演奏。シカゴ響主催のリサイタルに出演。LAではコルドフスキー賞(最優秀伴奏家賞)を受賞。マダム・コルドフスキー、M.カッツ、A. スミス、R.ヴィニョール、M.イセップ、辛島輝治、井上直幸諸氏に師事。
92年帰国後は声楽を中心に弦・菅のリサイタル、室内楽、オペラ・コーチング等、共演ピアノを専門に活動。ベルリン、ウィーン、ロンドン、シカゴ、モントリオール、バイエルン、フィレンツェ、メトロポリタンなど欧米の主要オーケストラの首席奏者たち、またMET、カナディアン、シカゴリリック、LAシヴィックなどの歌劇場歌手たちと共演。国内外でリサイタル多数。伴奏に関する著述も多数。
フェリス女学院大学において、真の共演のための技術指導やコーチングの指導を20年以上にわたり行っている。2010年医学書院より『前頭葉機能不全その先の戦略』を出版。NY大学医療センター・リハビリテーション医学Rusk研究所における高次脳機能障害に対する神経心理学的アプローチによる全人的な療法的治療および認知機能の働きを示す神経心理ピラミッドを日本で初めて公式に紹介、医療現場の注目を集める。
現在、フェリス女学院大学音楽学部学部長・音楽芸術学科教授。日本ピアノ教育連盟評議員。米国Pi Kappa Lambda会員。